AI training for home nursing

ゆとりがあるから、ケアができる。ゆとりをつくるAI活用研修 for 訪問看護

給与や休日はすぐには増やせなくても、記録・業務の整理は今すぐ動かせます。現場のAI活用を「相談相手」で終わらせず、人が確認して使える業務の型へつなげる実践型研修です。

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心にゆとりを、現場に環境を。

01 · 現場の状況

AIは使っている。
でも、業務は変わらない。

チャットで質問したり、下書きを作らせたりはしている。けれど、それが記録や報連相の負担を実際に整理するところまで届いていない。そんな状況は、個人の努力不足ではなく、事業所としての使い方が設計されていないことから起こります。

現場で処理しきれない記録・調整・引き継ぎの責任は、最後に管理者へ戻ってきます。その負担を個人の頑張りに預けず、事業所の型として整理することがこの研修の出発点です。

よくある状態
導入したAIが「相談相手」の域を出ず、使い方が個人まかせ。便利さは感じても、業務の流れそのものは変わらない。

02 · なぜ負担が生まれるのか

今すぐ動かせるレバーを、仕組みに変える。

中小の訪問看護事業所にとって、給与や休日は大切でも、すぐには動かしにくいものです。一方、業務効率化は比較的小さな一歩から始められます。ただAIを渡すだけでなく、目的・型・振り返りまで設計して初めて、現場で使える仕組みになります。

LEVER 01

給与

原資や制度に関わるため、短期間で大きく変えることは簡単ではありません。

LEVER 02

休日

人員体制や訪問枠との調整が必要で、事業所だけですぐには動かしにくい領域です。

LEVER 03

業務効率化

記録、看護計画、報連相、月末業務。日々の流れを見直すことで、今から小さく動かせる領域です。

この研修で扱う範囲

03 · 研修で支援する範囲

知るだけで終わらせない、3段階の実践設計。

FOUNDATION基礎編

使ったことがある、から業務で使えるへ。

2日間・実践演習中心

AIを使ったことはあるものの、相談相手止まりで業務に落とし込めていない事業所むけ。GoogleのGemini・NotebookLMを軸に、現場スタッフも参加できる言葉とハンズオン中心の演習で、「使われるAI」から「主体的に使うAI」へ引き上げます。研修修了時には、参加者自身が新しいGemを作れるようになることを目指します。

  • 記録・報連相/看護計画/月末業務の報告書・計画書作成、3つのテンプレート(Gem)を配布
  • 生成AIの基本とマインドセット、Deep Research・ガイド付き学習・Gems・Canvasの使い方
  • NotebookLMでのソース収集・活用事例紹介、Studio機能の紹介
  • 個人情報を扱わないための基本条件、人が確認して確定する運用

利用できる可能性がある制度: 人材開発支援助成金(厚生労働省)。対象可否は労働局の個別判断によります。

基礎編の内容を詳しく見る
APPLICATION応用編

現場の型から、運用の仕組みへ。

2日間・実践演習中心

基礎編修了者・Google Workspace導入事業所むけ。基礎編で共有した考え方を土台に、Google Workspace環境でのデータベース構築とGASによる業務システム開発を扱います。事業所のビジョンをうかがいながら、その場で小さな業務システムを一緒に組み立てる体験も想定しています。詳細カリキュラムは、事業所ごとの状況を確認したうえで個別に設計します。

  • 事業所ごとの課題整理とビジョン共有
  • データベース構築・GASによる業務システム開発(ハンズオン)
  • キャンセル管理シート・オンコールシフト管理など、業務システムの配布例

利用できる可能性がある制度: 基礎編と同じ人材開発支援助成金(DX化に関する訓練として対象になり得ますが、内容が事業所の職務に直接必要と認められるかは労働局の判断次第です)。

応用編の内容を詳しく見る
ADVANCEDAI活用人材育成

使う人から、つくる人へ。

2日間・実践演習中心

本格的な開発・多分野でのAI活用に挑みたい方むけ。Codex・Claude Code・VSCodeを使い、デザイン・SNS運用・アプリ開発・HP作成・事業計画作成など、多分野で高度にAIを使いこなせる人材を育成するプログラムです。

  • Codex・Claude Code・VSCodeを使った開発の基本
  • デザイン・SNS運用・アプリ開発・HP作成・事業計画作成など、実務への応用
  • 自社の開発環境を汎用化した公開リポジトリ(個人情報・自社アプリは除去済み)を配布。誰でも高品質な開発環境からすぐに始められます

利用できる可能性がある制度: 人材開発支援助成金。ただし多分野にまたがる内容のため、対象になるかどうかは事業所の事業展開計画との関連性次第です。詳しくは最寄りの労働局にご相談ください。

AI活用人材育成の内容を詳しく見る

04 · 導入前の確認事項

便利さより先に、守る条件を決める。

医療・ケアの現場でAIを使うからこそ、使わない場面と人が担う判断を先に線引きします。

助成金(人材開発支援助成金 等)の対象可否・受給額は、労働局の個別判断によります。本研修の受講が助成金の受給を保証するものではありません。

  1. 利用するAIの契約条件を確認する

    入力内容が学習に使われない有償契約や、組織アカウント経由での利用を前提にします。

  2. 個人の無料アカウントで個人情報を扱わない

    患者情報・利用者情報を、個人契約の無料AIへ入力しない運用を共有します。

  3. マスキングだけを匿名化と考えない

    個人名を消しても、状況の組み合わせから特定できる場合があります。入力前の情報整理を扱います。

  4. AIは下書き、人が確認・確定する

    AIに記録の完成や専門的判断を委ねず、有資格者が内容を確認して確定します。

05 · 研修の一場面

メモを、確認できる下書きへ。

以下は、実在の患者・利用者・スタッフとは関係のない匿名モック例です。

PatientA・訪問記録の練習例

ANONYMIZED MOCK

01 · 現場で入力したメモ(話し言葉と観察が混在)

S 特に変わったことはありません。気になる症状はありません。ラーメンの汁は、みそ汁替わりですね。次に病院に行くのは、来週の木曜日です。薬は、飲み忘れましたね。眠れない日は今週は2回くらいありました。翌日の昼間に昼寝をしています。

血圧は140/85と高め。体温は36.5でSpO2は98。高血圧の自覚症状はない様子。日常的にカップラーメンを食べており、スープも飲み干すとのこと。塩分摂取量が普段から多い様子。健康のため半分程度残すことを助言。受診予定は把握できている。服薬ボックスで服薬管理を行っているが、夕食後のロラゼパムをこの1週間で2回飲み忘れており、服薬コンプライアンスは不良。睡眠状態はおおむね良好であるが、入眠困難感は時折ある様子。独居で日中の通所場所もないため、日中の活動量の少なさがある。

02 · AIによる整形案(確認前)

S)
特に変わったことはありません。気になる症状はありません。ラーメンの汁は、みそ汁替わりですね。次に病院に行くのは来週の木曜日です。薬は飲み忘れましたね。眠れない日は今週は2回くらいありました。翌日の昼間に昼寝をしています。
O)
血圧140/85mmHg、体温36.5度、SpO2は98%。高血圧の自覚症状はない。日常的にカップラーメンを摂取しスープを全量飲むなど過剰な塩分摂取傾向を認める。健康維持のためスープを半分残すよう助言した。受診予定の把握は良好である。服薬ボックスを用いて管理を行っているが、直近1週間で夕食後ロラゼパムの飲み忘れが2回あり、服薬コンプライアンスは不良である。睡眠状態はおおむね良好であるが時折入眠困難感の訴えがある。独居で日中の通所場所がなく日中活動量の低下を認める。
A)
血圧高値に対し塩分過多の食習慣が影響している。服薬ボックスを使用中であるが夕食後ロラゼパムの内服失念があり、服薬管理に課題がある。独居環境および日中活動量の乏しさが、時折生じる入眠困難や昼寝の要因となっている。食事の塩分制限、服薬管理の再構築、日中活動量の確保に向けた継続的な支援が必要である。
P)
バイタルサイン測定および高血圧症状の観察を継続する。食生活における減塩指導を行い適切な摂取量の定着を図る。服薬ボックスの確認手順を見直し夕食後薬の確実な内服を支援する。日中の活動量確保と生活リズム調整に向けた関わりを推進する。
服薬情報)
服薬チェック:実施/飲み忘れ:夕食後ロラゼパム今週2回あり

この案をそのまま記録として確定しません。担当看護師が、元の事実と照合し、専門的な表現の妥当性を確認・修正したうえで確定する運用を研修で扱います。

06 · 人間が確認・承認する工程

AIの仕事と、人の責任を、混ぜない。

AIが作るのは下書きまで。記録の内容確認、専門的な言い換えの妥当性判断、最終確定は、有資格者が担う前提で設計します。

01

事実をメモ

現場で確認した事実を、人が整理して入力します。

02

AIが下書き

決めた型に沿って、読み返せる形へ整えます。

03

有資格者が照合

事実、表現、専門的妥当性を確認して修正します。

04

人が最終確定

確認した担当者の責任で、記録として確定します。

人が最後に立つ。

AIに判断を委ねる場面は作りません。速さだけでなく、確認できること・戻せることを運用の中心に置きます。ゆとりは気分ではなく、記録・看護計画・報連相・月末業務を戻せる型からつくります。

07 · まずは個別相談から

貴事業所に合う進め方を、一緒に整理します。

個別相談は無料・オンライン45分です。現在のAI利用状況や記録・業務の課題をうかがいながら、基礎編の柱(個人情報保護のルール・Gemini/NotebookLMの基本操作・業務実装の実例・自分専用GemやCanvasアプリを作る今日から使えるツール開発)を一通りご紹介し、研修内容・料金・助成金活用の可能性について事業所の状況に合わせてご案内します。ご相談後には、社内の決裁者へそのまま見せられるプレゼンひな型を含む資料一式をお渡しします。

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